だが、朝一のエンジン始動時にマフラーから白煙が微量ながら出ているのに気がつきました
最初は水蒸気かな?と、思いましたが、閉め切った車庫の中で暖気させると、車庫内に青白い白煙が立ち込め、なかなか消えない それに排気ガスの匂いも今までとは明らかに違う すごく煙たい匂いなのだ
最初に気がついたときは、たまたま白煙が出ているだけで走っていればそのうち収まるだろうと思っていました
確かにエンジンが暖まれば白煙はでなくなり、少し休憩を取ったあとのエンジン再始動時にも白煙は出ません
エンジンも異音もなく高回転までスムーズに回るのである ただ、2千回転以下での走行だと、転倒前より微量だけどアクセルをジワっと開けた時にパワーがついてこない症状がありました ここは、気温もだいぶ下がったのでセッティングがずれたためと思いましたが調整しても、そんなによくなりません
エンジン暖気時にエキパイを触ってみると3番だけ他のシリンダーから比べると明らかにぬるい 他のシリンダーが触れないほど熱を持っているのに対して3番シリンダーは手で触れられるほどぬるいのだ
時間が経てば他のシリンダー同様に触れないほど熱くなるけど、ここは気になるところ
試しにプラグを見てみると3番シリンダーと2番シリンダーのプラグが濡れているのに気がついた
画像は3番シリンダーから散り外したスパークプラグ
とくに3番シリンダーは全体的に湿っています 手で触ると手に付くほど 匂いを確認してみるとガソリンの匂いは然程かじられず、若干オイル的な匂い? がします 2番シリンダーは、ここまで全体的に湿ってはいませんが、それでも湿っていました
1番、4番シリンダーのプラグ
3番シリンダーと比べると濡れていないのが分かります
ここで濡れていない4番シリンダーのプラグを3番シリンダーに入れ替えエンジンを暖気して取り外すと、やはり同じ結果になります 2番も同様です
どうやら2、3番シリンダーが怪しいみたいだ プラグの火花チェックもしましたが、とくに異常は見られませんでした
エンジン完全暖気後に圧縮圧力テスト
使用範囲 7.7〜12.0kg/cm2
1番 12.0kg/cm2
2番 11.5kg/cm2
3番 12.0kg/cm2
4番 12.0kg/cm2
2番は他のシリンダーから比べると若干ではあるが少ない それでも基準値に収まっているので問題はないみたいだ(エンジンが暖まれば)
ここで冷間時の値も測っておけばよかった
転倒時の衝撃でキャブレターのオーバーフローを疑い油面を測定
撮影でホースが動いてしまい油面は上がっていますが各キャブレターの油面は基準値に収まっていました。これでも納得いかなかったのでキャブを取り外しフロートの高さチェックや直接キャブレターにガソリンを流し込みポートから滲みや漏れがないかを点検しましたが、とくに異常は見当たりません
あと思い当たるのはエンジン自体・・・ まじか... ・゜・(ノД`)・゜・