〜ブレーキパッド取り外し編〜
用意するもの
・耐熱グリス(僕は手元にあったクレのシリコングリスを使用)
・ブレーキクリーナー
・8mmの六角レンチ
・ブレーキパッド(ノーマルのゼファー750でしたらフロントとリアのブレーキパッドは同じです)
ゼファー750のブレーキキャリパーはフロントとリアは若干の形の違いはありますが、ほぼほぼ同じですので、リアとフロントのブレーキパッドの取り外し方は一緒です
違う機種のバイクですとフロントとリアでブレーキキャリパーの形状が違うものがあるので、フロントとリアでは、それにあったブレーキパッドを選ぶのですが、ゼファー750の場合、若干の違いはありますが、フロントとリアで同じキャリパーを使用しているため同じブレーキパッドを使うことができます
ただ、スポークホイールのRSはフロントキャリパーの形は違いますので、フロントブレーキパッドに関してはRS専用のものを使います。それとフロントブレーキパッドでは、左右で型番の違いがあるので左右にあったパッドをチョイスするみたいです。
それでもリアのブレーキパッドでは、RSでもキャストホイールでも同じブレーキキャリパーを使っているため、ブレーキパッドに関しては同じです。
RSはキャリパーの形こそ違えどブレーキパッドの交換手順の作業工程は似ていますので参考までにしていただけたら幸いです
まずブレーキパッドを入手します。
代表例としましてブレーキパッドでは、とてもポピュラーな位置にあるデイトナの赤パッド

デイトナ(DAYTONA) ブレーキパッド 赤パッド フロント:アクロス/バンディット250/ZXR400 など 79840 -
パッドも種類は沢山あり選ぶのに悩むと思われますが、とくにこだわりがなければデイトナの製品でも問題はありません。純正で取り寄せても良いのですが、お店での割引とかがないため値段が割高になってしまいますので、社外のパッドを選ぶ方が多いかと思います。
参考までに純正のブレーキパッドは片側、5584円に対して社外のパッドは最安値で行くと片側、700円からラインアップがあります。
無論、最安値のものはメーカーが聞いたときもないようなところですので、選択肢から外すのが無難ですが、レビューを見てみますと、一応使えるみたいです。
それでもブレーキは、とても重要なところですので名が知れてる社外メーカーを選ぶことをオススメします
記事での作業はリアキャリパーで行っています
まずキャリパーを外します
フロントキャリパーの外し方は下記をリンクしてください
‘ ゼファー750のフロントホイールを外してみよう ’
リアキャリパーなんでんすが、もしマフラーが純正でしたらサイレンサーを外します
‘ ゼファー750のマフラーを外してみよう(純正マフラー) ’
リアキャリパーの六角ボルト8mm二箇所を外しキャリパーをフリーな状態にします
フリー状態になったリアキャリパー
リアキャリパーはブレーキホースの制約もあってフロントキャリパーより作業がやりにくいので、気合を入れましょう
先にブレーキフルードが入っているリーザーバータンクのフタを開けます
フロントならマスターシリンダーのプラスネジ二つを外してフタを開けます
ここを開けることによって、ピストンの戻りがよくなるような気がします
次のピストンを押し戻す作業でどうしてもピストンが押し戻らない時は、このフタを開けましょう
つづてパッドを外す前にピストを押し戻します パッドの間に細い工具を入れてテコの原理みたいに押し戻します
僕は先端が広いのでタイヤレバーを使いました マイナスドライバーでも代用は可
ピストンを押し戻すと、こんな具合にパッドの間が広がりパッドの取り外しが容易になります
先にピストン側のパッドを手前に動かし取り外します
最後に向かい側のパッドを外すのですが、これがまた素直に外れませんのでピストンをしっかりと押し戻したのを確認した上でパッドの取り外しに取り掛かりましょう
先にパッドを固定しているホルダシャフトをピストン側に押し込みます
ホルダシャフトは押し込めるだけ押込むのがコツです
それでパッドを斜めにして取り外します
片側が外れてしまえばパッドは簡単に外れます
取り外したブレーキパッド(デイトナの赤パッド)
ブレーキパッドは厚さが減っているようならば交換します 簡単なパッドの残量の見方としては、真ん中に一筋の溝があるので、これが見えなくなっていたら要交換です
パッドの厚さの限度(サービスマニュアルより)
標準値4.5mm
使用限度 1mm
ノギスや定規がある場合は、この基準値を参考までにしてください
ここから先はちょっとした分解、点検、グリスアップになります
キャリパー内側にプレートが入っているので取り外します
プレーとは底の方に大きいのが一つとホルダ側に小さいのが二つあります
次はホルダシャフトを引き抜き取り外します ダストブーツがはめてありますので、シャフト側の方を取り外します ダストブーツは並んでは反対側にもあります
こんな具合にズボッと外れます
もしダストブーツに破れなどの損傷があった場合は、早いうちに交換しましょう
そのまま使用していると水が侵入して錆びて固着してしまいブレーキ制動に悪影響が出るかもしれませんので・・・
ダストブーツの部品番号
・49006-1095 ブ-ツ,キヤリパ 302円
・49006-1094 ブ-ツ,キヤリパ 551円
ダストブーツ 49006-1095
こちら側のダストブーツは簡単に外れます
ダストブーツ 49006-1094

こっちらは、はめ込んであるので、ダストブーツの頭を押し込みながら、引っ張って抜き取ります
はめる時はシリコンスプレーを塗布しておくと、はめやすいです
頭をはめ込んだらホルダシャフトを使い圧入します
もしキャリパー内がひどく汚れていたらブレーキクリーナーと柔らかいブラシを使い洗浄しましょう
パーツクリーナだと物によってはピストンシールを傷めますので、ブレーキクリーナーが無難でしょう

モクケン メガパーツ&ブレーキクリーナー 速乾性 840ml 13400 -
洗浄が終わりましたら組み直していきます
ホルダシャフトのスライド部に耐熱グリースを薄く塗布します
耐熱グリスは手元にあったクレのシリコングリースを使用
グリスアップが終わりましたら、キャリパーにダストブーツをはめて、ホルダシャフトを取り付けます
プレート三つを取り付けます
ブレーキ鳴き防止のためにパッドが接触する箇所に耐熱グリースを薄く塗布します
ピストン2箇所

向かい側3箇所

パッドはピストン向かい側の方を先に取り付けます
最後にピストン側のパッドを取り付けておしまいです
キャリパーを取り付けブレーキフルードタンクのフタを閉めたらブレーキペダルを数回踏み込み、当たり出してブレーキの効き具合をチェックしましょう
プライベートと仕事が忙しく返信が遅れました。
趣味で書いているページがお役に立ててうれしい限りです!