2016年07月09日

ジェベル250XCのジェネレーターからのオイル漏れを直してみよう 組立編

前回からの続き


〜オイル漏れ修理、組立編〜

用意するもの
・カッターナイフの刃

オイルが漏れたジェネレターカバーのガスケットを見てみると
DSCN4061_R.JPG

やはり漏れがひどかったところのガスケットに亀裂が入っていました 
この箇所はステータコイルの配線がジェネレターカバーに入り込むところであり、ステーターコイルの配線引き込み口をシールするのにゴムのガスケットが使われています。 
このゴムガスケットは合わせ面から僅かに盛り上がるところなので、ジェネレーターカバー合わせ面のアルミのところと、ステータコイルのゴムの合わせ面の境で振動により紙ガスケットに負担がかかり亀裂が入ったのだろうか?

推測はこんなところですが、どうなんでしょうか?
ガスケットを剥がす前にステーターコイルを外すと作業がしやすいです
DSCN4062_R.JPG

ここはプラスネジ6箇所止めです 気になる方は下記をリンクしてください

‘ジェベル250XCのステータコイル(オルタネータ)を取り外してみよう’

そしてジェネレターカバーに張り付いた紙製のガスケットをカッターナイフの刃を使い地道に剥いでいきます... そう地道に...
DSCN4063_R.JPG

本当はリムーバーなるものを吹きかけてガスケットをはぎやすくするのが、セオリーです。 ですが、いままで使ったリムバーはある一定の効果はありましたが塗装面がただれる、ゴムを侵すなど強力なものでした。 ゴム系のガスケットには効果は絶大ですが紙製のガスケットには効果は微々たるもの... なので、安価で大量に入手できるカッターナイフの刃を惜しみなく使うことで効率よく剥がせるに至りました それでも時間は、とてもかかる地味な作業です...

ガスケットをはがす時は合わせ面に深い傷を入れないことがポイントです。 浅い傷なら後でオイルストーンで落とせますが、それでも傷をなるべく入れないように慎重に作業します 多分、この作業が一番時間と集中力を要します
ガスケットを剥ぎ終わったら残った合わせ面に残ったガスケットや、はがす際についた細かな傷をなくすためにオイルストーンで優しくさらいます
DSCN4067_R.JPG

ちなみにジェベルのジェネレターカバーの合わせ面には塗装がのっているので、これが頑固にガスケットが張り付いていた原因かもしれません。 塗装がのっていないアルミ地肌のエンジン側はほとんどガスケットがつかずにペリっとはげましたので...

オイルストーンで合わせ面を仕上げたら、ジェネレターカバーを洗浄して先ほど外したステータコイルを取り付けます
配線引き込み口のゴム製のガスケットには液体ガスケットを塗布してオイル漏れの対策を施します
DSCN4068_R.JPG

次にオイル漏れで汚れたスプロケット周りを洗浄します
before
DSCN4059_R.JPG

after
DSCN4060_R.JPG

あとはガスケットを取り付けて組立ですが、エンジン側のローター下を見てみるとオイルストレーナがあります。このように分解した時にしか、このストレーナーは取り外しができないので、取り外して洗浄しましょう
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取り外したストレーナ
DSCN4074_R.JPG

このストレーナを外して見てみるとエンジン組み立て時に内部に入った液体ガスケット、何かのクズなど少ないながら溜まっていました。
このオイルストレーナには差し込み方向があるらしくサービスマニュアルによると「厚みが薄い方を奥にして組み立てる。」 と、書いてありました。 ここは、それに従いそのように組み付けます

さて、組み立てていきますヨ!
ノックピンをカバーに差し込みます
DSCN4086_R.JPG

そして用意したガスケットを
DSCN4083_R.JPG

組み付けて... その前に! 部品屋さんで興味があって買ってしまったアイテムを使います
うりゃ〜
DSCN4091_R.JPG

ちなみに使ったのはデイトナ製の高耐熱ガスケットフィット
銅粉配合で熱伝導性に優れ、ヒートサイクルによる成形ガスケットの歪みを防ぐ。粘着性があり、ガスケット取付時の位置決めが楽。とのこと ←商品の表記から引用

スプレー後はガスケットの跡が!!
DSCN4094_R.JPG

ジェベルはジェネレーターカバーのノックピンが一箇所しかないのでガスケットの位置決めがズレやすい
この高耐熱ガスケットフィットをガスケットにスプレーして合わせ面にくっつけると、ぴたっとくっつきガスケットのズレる心配もなそそうだしオイル漏れの予防にもなりそうだ

このようなものがないときは、ボルトを数箇所に差し込み、慎重にエンジンに取り付け次から次へとボルトを差し込んでいけば大丈夫だと思います
イメージ図
DSCN4098_R.JPG

外したギアをエンジンに取り付けます
DSCN4077_R.JPG

ギアを取り付ける際にピン(ギアが刺さる棒)、ギアにエンジンオイルを塗布してエンジン始動時のカジリ防止をしましょう
このギアには、シムがありますので忘れずにつけましょう
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セルモーター側のOリングも交換します
DSCN4075_R.JPG

ガスケットを取り付けたジェネレターカバーをエンジン側に取り付けボルトを差し込んでいきます
ここのボルトには高さが違う3種類のボルトと、ワッシャーが付くボルトがありますので間違えないようにしましょう
各ネジの位置の図
DSCN4051_R.JPG

DSCN4095_R.JPG

画像ではネジ山にカジリ防止でスレッドコンパウンド(茶色のもの)が塗布してありますが、塗らなくても得に支障はありません

ワッシャーがつくのはNo4.8
DSCN4085_R.JPG

あとNo.7のボルトにはニュートラスセンサの配線のクランプがつきますので忘れずに
DSCN4117_R.JPG

ボルトを仮組みしたら対角線に本締めします。 僕はいい加減な手トルクで締めましたが、マニュアルの表記だと10 N・m です。 手トルクで締める場合は締め過ぎてボルトをねじ切らにように... 締めつけの強さですが、こんなもんで大丈夫なのか?! ゆるかないかな?? と、思うほどの締め具合で大丈夫です。 最もゆるすぎてもダメですが...

つづいてスターターギアを組んでいきます
組み付ける際にギヤ、ピン(ギヤが刺さる棒)にオイルを塗布します
DSCN4081_R.JPG

カバーのOリングを交換します
DSCN4079_R.JPG

準備ができたらエンジンに組んでいきます
ピンを先にエンジン側に差し込み、次にスターターギア、カバーと組んでいくとやり易いです
画像ではピンは刺さっていませんが、先に刺しましょう
DSCN4108_Rm.JPG

で、カバー閉めてプラスネジ3箇所を閉めてカバーをとめます
スプロケットカバーを外した方はカバーをつけます
カバーにはチェーンガイドとニュートラルセンサのクランプがありますので向きを合わせて組んでいきましょう
チェーンガイド
DSCN4113_R.JPG

クランプ
DSCN4109_R.JPG

あとはジェネレーターの配線を繋げてシート、外装を取り付け、エンジンオイルを入れて作業はおしまいです
作業後は近場を軽く走ってエンジンオイルが漏れていないかチェックしましょう
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