〜エンジンオイル&オイルフィルター交換編〜
エンジンオイル交換のタイミングですがサービスマニュアルによると6000km走行ごととなっていますが、高回転を使うバイクのエンジンですので、その半分の3000kmで交換を心がけるように私はしています。
距離を走っていなくても最後にオイル交換をしてから半年たっていた場合の時も交換を考えます。
サービスデータ(サービスマニュアルより引用)
・エンジンオイル交換時期
初期1ヶ月以後6000km
エンジンオイル量 交換時 1100ml
・オイルフィルター交換時期
初期1000km走行時以後12000km走行ごと
エンジンオイル及びオイルフィルター交換時のオイル量 約1300ml
用意するもの
・エンジンオイル 粘度10W-40
・オイルフィルター
・オイルジョッキ
・オイルの受け皿
・オイルフィルターのOリング二箇所
カバー側部品番号 09280-71001
エンジン側部品番号 09280-15007
・ドレンボルトのワッシャー サイズはM14
・オイル処理パック
・14、10、8mmのレンチ
・パーツクリーナー
さて、エンジンオイルは温まっていると柔らかくなって抜けやすくなりますので、暖気運転又は近場を軽く走ってエンジンオイルを温めてオイルの抜けをしやすくします
そうしたらオイルフィラーキャップを外しオイルの抜けを良くしてあげます

フィラーキャップを開けましたら今度はクランクケース(エンジン下部)下のドレンボルトを14mmのレンチを使って外し、オイルを抜き取ります
画像ではアンダーガードを付けているので画像と異なる場合がありますが、ドレンボルトの位置は一緒です。
エンジンオイルを抜きやすくするために暖気、走行をしたのですが、オイル冷まさないですぐに作業をするとオイルが熱く火傷の危険がありますので5分ほど冷ましてからオイルを抜くようにしましょう
抜いているオイル 走行は1000kmほどですが、黒くなって汚れています
オイルは全て抜き切ることはできませんが、車体を立ててハンドルを握りフロントブレーキを握りフロントフォークを上下に沈みこませたり浮かせたりしてエンジン内に残っているオイルを出しやすくします。
抜き取ったオイル(4000kmほど走ったもの)
画像はフラッシュをたいているので、茶色に見えますが実際は黒く汚れています
4000kmほど走りますとエンジン音も多少、うるさくなりミッションの入りが悪くなりますが、まだまだいけそうです ですが気持ち的には交換したい距離です
新品のオイル(自動車用ミッションオイル)
画像では自動車用のミッションオイルですが、新品のエンジンオイルは色的にこんな感じに、はちみつのような色をしています
オイルを抜く際に下に受け皿を用意しますが僕はオイル処理パックを下にして、そのままオイルを染みこませて処分しています
オイル処理パック

ホームセンターなどでこのオイル処理パックは入手できます。値段はオイル処理パックのサイズによりますが300〜500円ほどです。
こいつにオイルを染みこませれば燃えるゴミの日に出せますので助かります(各市町村のよってはゴミに出せない場合があるかもしれません。その場合はガソリンスタンドで頼むとオイルを廃油処理してくるかもしれません)
今度はオイルフィルターを交換します。 ここはオイルフィルターを交換しない人はスルーします
オイルフィルターの交換時期ですが、サービスマニュアルによると12000km走行ごととなっていますが、オイル交換2回に1回の割合でいいと思います。 僕はどうしてもサボりがちですが...
オイルフィルターはエンジン右側側面のSUZUKIと書いてあるカバーの中に入っています

外し方はカバー三ヶ所のボルト、ナットを外してカバーを取り外します。ボルト、ナットのサイズですが、上一箇所が10mmで下の二箇所が8mmだったと思います。
カバーを外すとスプリングとオイルフィルターが出てきます
この時にオイルが出てきますので受け皿を下に用意しましょう
取り外したオイルフィルター
オイルフィルターはバイク用品店で800円ほど
フィルター外しフィルターが収まっていたところを見てみますと、下側にオイルの吐出する口があります
オイルをある程度抜いてもまだエンジン内部にオイルが残っていますので、キックを下ろしこの吐出口からオイルの排出がなくなるまでキックを下ろします
この作業はしなくてもいいですが、僕は気になるのでやっています。キックがない場合はエンジンが始動しないようにプラグキャップを抜いてセルを回します。
プラグキャップを抜かないでセルを回すとエンジンがかかってしまい、オイルがない状態でエンジンが運転を開始してしまい焼き付きもしくは、破損しますので必ずエンジンが運転しないようにしましょう
セルはずっと回っしぱなしにすると、バッテリーやセルモーターに負担がかかりますので3秒ほど回すように短時間だけ回して休ませて、また3秒ほど回す手順をやります
オイルフィルター付近のパーツ
オイルが抜けきりましたらオイルフィルターを交換しますが、この時にOリング二箇所を点検して破損又は劣化していたら交換しましょう。 破損、劣化したまま再使用しますとオイル漏れなどの原因につながります
カバー側のOリング
エンジン側
このOリングはバイク用品店でオイルフィルターのコーナーに行くと、お店によっては置いてあるのですが、置いてない場合はバイク屋さんかバイク用品店で純正部品を注文しましょう
Oリングに劣化、破損があり交換しましたら、フィルターをエンジンに取り付けてスプリング組みカバーを取り付けボルトで閉めます
フィルター交換が終わりましたらドレンボルトを取り付けるのですが、ここにもワッシャーが付いていて、目視で点検し破損、劣化などがありましたら交換します
ドレンボルト
ワッシャーとドレンボルト
ワッシャーはバイク専用とかもお店に置いてありますが、僕は工具屋さんでセットで入っていた自動車用をチョイス サイズはM14です。 ホームセンターでも売っていますのでボルトの径に合うものを選びましょう
ドレンボルトを取り付けたらオイルを入れていきます。
今回使用したオイルはホンダのG2 粘度は10W-40
画像は20リットル入りのペール缶ですが1リットル入りも売っています。オイルは各メーカーから様々な種類のオイルがラインナップされていますので好みに合わせてチョイスしましょう。 粘度さえ間違えなければ大丈夫だと思います
ちなみにバイクのエンジンオイルは車用から比べると割高ですが、バイク用のオイルを入れましょう。車用のオイルをいれるとクラッチが滑るらしいです
ジェベルのオイル量ですが
オイル交換で1100ml
フィルター交換アリで1300ml です
オイルをジョッキに入れフィラーキャップからオイルを注ぎ入れます
規定量のオイルを入れましたらキックを数回してオイルをエンジン内に回し、エンジンを5分ほど運転させてエンジンを切ります
そしてエンジン右側下部にあるオイルレベルゲージを見てFとLの間にオイルが収まっているか確認します
Fより上の場合はオイルを抜き取ります。ちなみにオイル量が多いとギアの入りが悪くなりました
Lより下の場合はオイルを足しましょう。 オイルが少なすぎると希に様々な原因が重なりエンジンが潤滑不足を起こして焼き付く可能性が出てきます
これにてオイル交換はおしまいです
オイル交換後はシフトの入りが良くなり気持ちエンジンの調子がいい気がします
あとオイルレベルゲージはオイル交換をしなくても時々見てあげましょう。オイルが増えていたり減っていたり汚れていたりなどが目視でわかりますのでトラブルの早期発見につながるかもしれませんので...