外したスパークプラグ
〜プラグ交換編〜
用意するもの
・点火プラグNGK製標準プラグはCR9E デンソー製はU27ESR-N
・プラグレンチ(車載工具が使い勝手が良いです)
・プラス、マイナスドライバー
・ペンチ
・各サイズのソケットレンチ又はスパナレンチ
・エアダスター
プラグメーカーの交換距離の目安は3000〜5000kmほどとのこと
ここはNGKさんのHPで詳しく記載されていますので、下記を参照すると図解入りでわかりやすいです
NGKのHP(プラグの交換タイミングについて)
点火プラグですが各メーカから様々なプラグが出ていて迷いがちになりますが、比較的入手が容易なNGK製をチョイス 得に改造をしていたりエンジンの調子が悪いようでなければプラグの番数は標準にするのが無難です。違う番数にするとパワーバンドがズレたりして乗りにくくなり燃費もよろしくないとかなんとか...etc
巷ではイリジウム、白金プラグが流行っていますが、このプラグは標準プラグから比べますと1本数当たりの値段が標準プラグの数倍程する高価なプラグです これによりプラグ寿命が伸びたりトルクが増した、燃費が良くなったなどの話を耳にしますが、僕自身イリジウムプラグをジェベルに入れましたが正直なところ ‘?’ でした。 僕自身がニブイだけなのか...?!
と、まあ高価なプラグを入れても僕は体感できませんでした。ですが、ジェベルはシングルエンジンですので高価なプラグを入れやすいので入れてみるのもいいかもしれませんネ!
それではプラグ交換をすすめていきます。 ジェベル250XCは燃料タンクを外さないとプラグが交換できないので燃料タンクから外していきます。
まず、エアクリーナーのカバーを外します
ジェベルはツマミ三ヶ所を回すと簡単にエアクリーナーカバーが外せます
続いてエアクリーナーカバーの右側にあるカバーも外します
プラスネジ3箇所止めです
僕のジェベルはテールカウルが黒いのでテール側にある黒いプラスネジが画像だと見にくいですがあります。
こんどは反対側にあるカバー外します
こちらはプラスネジ2箇所
こちらも分かりづらいですが、黒いネジが左にあります
カバーを外したらシートも外しましょう
シートはボルト二箇所止め サイズは10mmだったような...
反対側の同じ箇所にもボルトがあるのでこちらも外してシートを車体から取り外します
さて、これで燃料タンクを取り外す下準備が終わりましたので、燃料タンクに取り掛かります
まず、燃料コックを ‘OFF’ の位置にしてガソリンが流れないようにします。

これを ‘RES’や ‘ON’ の位置にしたまま燃料ホースを外すとガソリンが、そこそこの勢いで出ますので注意です
続いて燃料ホースを外します
クリップををペンチで挟んで後ろへずらし燃料ホースをコックから外します
コックから燃料ホースが外れないときはコックとホースの間に口が細いマイナスを差し、こじってやると外れやすくなります
つづいてタンクを固定しているボルト二箇所を外してタンクを外します
このボルトが刺さっている箇所にはカラーが入っていますので紛失に注意です
タンクの淵を両手で掴み左右に揺らしながら外すと外しやすいです。
タンクが外れたジェベル
マッチョなタンクをは外すとこんなに細身になります
タンクを外す時に勢い余って外すとフレームのネックにタンクが当たってしまいタンクの塗装が剥がれる場合がありますので注意です あと、燃料がたくさん入っているとタンクが重くなるので外した勢いでタンクが手元から落下... oh... これは避けたいです ('A`)
ジェベルは17リットルとオフ車にしては大きなタンクですので流石に燃料がたくさん入っていると重いです
それではプラグコードをプラグから抜きます
外れたプラグコード(NGKのパワーケーブルに変えているため形状は純正と異なります)
抜くときにプラグコードを引張て抜くとプラグコードがプラグキャップから抜けてしまう or 抜け気味になるので、必ずプラグキャップをを掴んで外しましょう。 後者のプラグコード抜け気味になると通電不良により走行中にいきなりエンストしたり雨の日に調子を崩したりなどトラブルの原因になりますのでプラグコードを引っ張って外すのは厳禁です
ここまできてやっとプラグ交換の作業ができますが、ですが、プラグを外すには大切な仕事がひとつだけ残っています・・・
それはプラグホール(プラグが刺さっているところ)に溜まった異物を除去する作業です
ジェベル250XCはヘッドの形状上巻き上げられた小石や砂がプラグホールにたまります。
このヘッドがクセモノ
穴の中に見えるのが今回の主役スパークプラグくん
ここのゴミを取らないままプラグを外すと燃焼室に砂、小石が落下してエンジンを痛めてしまう(最悪ブローします)ので必ずこの作業は丹念に気が済むまでやりましょう
僕は水道のジェットで洗い流し、最後にコンプレッサーのエアーで異物を吹き飛ばします。
コンプレッサーなんて普通は家庭においてはありませんので、ここはパソコンやカメラのメンテナンスに使うスプレー缶のエアダスターでも代用はできます。 僕も出先で、プラグ交換をした時に、このスプレー式のエアダスターを使いましたが、問題はありませんでした。 それでもダートを走る人は水で洗い流す作業はやって間違いではないと思います
さて、洗浄も終わったらやっとプラグ交換です いや〜、書いていると非常に長く感じますが、慣れてしまえば数分でできますので、レッツトライですよ!!
プラグを外すにあたってプラグレンチと言う工具を使います。ここは車載工具で入っているプラグレンチが使い勝手が良いので僕はこれを使っています
プラグレンチがない場合はバイク用品店、又はホームセンターで調達しましょう
車載工具のプラグレンチ
ちなみにジェベルの車載工具はテールしたの黒いBOXに入っています
それではプラグレンチをプラグに差し込んで
プラグレンチ上部の穴に棒(長さがあるドライバーでも可)を突っ込んで、半時計回しに回してプラグをエンジンから外します。
外れたプラグ
これにて作業はおしまい。 あとは新品 or 洗浄したプラグを車体にねじ込んで逆手順で組んでおしまいです。
ちなみにプラグをエンジンに差し込む時はプラグを斜めにねじ込むのは厳禁です。このエンジン側のネジ山を潰してしまうと最悪ヘッド交換という高価な作業になりますので... プラグ交換ではここも気を使うポイントですヨ!!
あと、プラグを本締めするときにオーバートルクで締め過ぎても、エンジン側のネジ山を痛めますので注意です...
〜おまけ〜
プラグをエンジンにねじ込む時にプラグのネジ山にスレッドコンパウンドなどのかじり防止剤を塗布すると次回のプラグ交換が容易にできますのでオススメです
ワコーズのスレッドコンパウンド
あと。プラグを外したらよく観察しましょう
プラグの焼け具合やプラグの偏摩耗、くすぶっていたり、オイルがついていたりなど、トラブルの原因やエンジンの調子を知る目安になりますので観察をすることをおすすめします。
プラグの状態は各プラグメーカーさんのHPで詳しく記載されていますのでそちらを参照してください
NGK
デンソー