2015年06月08日

ゼファー750のフロントフォークをオーバーホールしてみよう 組立編

さて、今度は部品を交換して組み立てていきます


〜フロントフォーク組立編〜

交換部品(番号は部品番号)

H オイルシール 92049-1356
I ガイドブッシュ(インナ) 44065-1086
J ダストシール 92093-1359
K ガイドブッシュ(アウタ) 44065-1085
N 銅ワッシャ 11009-1553

DSCN1888_R.JPG

画像はないですが、下のも変えると良いと思います
・トップボルトについているOリング 92055-1321

フォークを組む際は、よく洗浄をし、ゴミなどの異物を取り除きます。これを怠るとオイル漏れなどの原因につながります

まず、インナチューブに新品のガイドブッシュ(インナ)を取り付けます
DSCN1881_R.JPG

そうしたらシリンダユニットにスプリングを付けインナーチューブに差し込みます
DSCN1879_R.JPG

DSCN1893_R.JPG

そうしますと、インナーチューブからシリンダーユニットの先端が出てきます。先端にシリンダーベースを差込、アウターチューブに差し込みます。 この時シリンダーベースは段付き側からシリンダーユニットの先端に取り付けます
DSCN1894_R.JPG

DSCN1895_R.JPG

インナーチューブからシリンダーユニットの先端が出ていますので、ゆっくりとアウターチューブに差し込みアウターチューブ底から銅ワッシャをつけたボルトにてシリンダーユニット側のネジ山に固定します。この時は仮止めで良いです。こうすることでインナーチューブとアウターチューブが固定されます

続いてガイドブッシュ(アウタ)をアウターチューブ側に打ち込みます。打ち込む前にアウタチューブの打ち込み側に、ゴミなどが入っていないか確認してください。ゴミがなくてもウエスなどで拭き取ると良いでしょう

私はガイドブッシュの打ち込みに特殊工具を使いましたが、特殊工具なしでも、ガイドブッシュを打ち込むことはできます。
ホームセンターなどで売っている塩ピパイプを使うのです。インナーチューブより少し外形が広い塩ピパイプを買ってきてインナーチューブから5cmほど出る位にカットし打ち込み工具を作るのです。僕もこの手を使おうと思いましたが、工具屋の誘惑に負けて買ってしまいました 爆

打ち込む時は新しいガイドブッシュの上に外したガイドブッシュを置き打ち込みます
DSCN1907_R.JPG

外したガイドブッシュを置いて打ち付ける理由は、新しいガイドブッシュだけだと最後まで打ち込めないからです。

ガイドブッシュの打ち込みなんですが、最初は打ち込むと少し高い音がしますが、打ち込んでいくと音が鈍くなり最後まで打ち込むとゴンゴンと更に鈍い音と叩く感覚が固くなります。表現が曖昧ですが、やってみるとわかると思います
ガイドブッシュを打ち込みましたら、ワッシャを入れます
DSCN1908_R.JPG

続いてオイルシールを打ち込んでいきます。
インナーチューブにサランラップを被せると、オイルシールを挿入する際に傷が入らなく済みます
DSCN2225_R.JPG

オイルシールは、指で、そーっと入れます。この部品は結構シビアですので丁寧に、ゆっくりと入れることをオススメします
アウターチューブ側にある程度入れましたら、工具を使いオイルシールが傾かないように慎重に打ち込みます
初めてこの作業を行った時に、打ち込みの作業でオイルシールを傾けて圧入してしまい、ものの100km程でオイル漏れを起こしました (´;ω;`) オイル漏れを起こしたシールを目視で見ても特に問題はなさそうでしたが、フォークをストロークさせると、ジワリと漏れました・・・ 

ちなみにブレーキローターが、ゆがんでいると、ブレーキング時の振動でオイルシールが痛みオイル漏れを起こします。 インナーチューブ側にもストロークする部分に傷、サビ、曲がりなどがあると、オイル漏れの原因になりますので、漏れた時は漏れた原因を突き止めましょう。 原因が解らないとまた、漏れる可能性がありますので...

打ち込みますと、アウターチューブ側を見てみましょう クリップがハマる溝があると思います。もし見えない場合は打ち込みが甘いかもしれません
溝が見えたら、クリップを溝にはめます
DSCN1914_R.JPG

最後にダストシールをはめます。手で、はめ込むことができます
DSCN1915_R.JPG

最後にアウターチューブ底から仮止めしたボルトを本締めしますので。フォークスプリング→スプリングシート→スペーサー→トップボルトの順にインナーチューブに入れ組んでいきます。まだオイルは入れませんよ!
DSCN1873_R.JPG

トップボルトを締めたら、アウタチューブ底に仮止めしたボルトを本締めしましょう
そうしたら、今度はオイルを入れますので、またトップボルトを外しスペーサー、シート、スプリングを外します

フォークオイルの指定はカワサキ純正フォークオイルG10です 
フォークオイルは粘土を変えることにより、ハンドリングのキャラクターが変わってくると言われますので、好みで柔らかめや固めを調整するのも良いかもしれません
新品のオイル
DSCN1917_R.JPG

フォークオイルを規定の470mLを入れます。入れましたらインナーチューブを数回上下させフォークオイル内のエアを抜き出し、オイルレベルを安定させます。 この時、インナーチューブを覗くと泡が出ているのが見えますので、少なくなるまでやりましょう

最後にオイルレベルを測定し、少ない場合はオイルを足し、多い場合はオイルを抜き取ります
オイルレベルを測定する際はスプリング無しの最圧縮の状態で測定します 一番、縮こまった状態です

オイルレベルは90 ±2mm
スポークホイールのRSは113 ±2mm

このオイルレベルというのは、インナーチューブ上から、下がっていきましてフォークオイルまでの油面の長さをいいます
オイルレベル.jpg

メジャーでオイルレベルの90mmを測定し、適当な棒にマーキングすればオイルレベル測定できます
オイルレベルの測定が終わったら、スプリング、シート、スペーサを入れ最後にトップボルトを締めおしまいです。
最後にフォークを手でストロークさせオイル漏れがないかの確認をしてください。
そうして車体にフォークを組みトップボルトの本締めをして作業はおしまいです。 組むのは逆手順です

posted by marchyoo at 22:40| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ゼファー750の整備&メンテナンス記録簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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