ヘッドのOHも終わり、エンジンを組みますが、せっかくなので、キタコ製のライト75ccボアアップキットを組みます
キタコ75ccボアアップキット
新品のピストンが眩しい
エンジンを無事に組み終え、100kmは30km/hでの慣らし運転をした
全開走行をすると、どうも高回転での伸びが悪い なんで、プラグの熱価を一番下げ5番にするとそれなりに、調子がよくなりました
翌日、調子を見に山道を走らせ試験をしてみます 行きの調子は絶好調! 平坦な道では60km/hでの巡航ができました 坂が続くと流石にボアアップしていてもトップギアではパワー不足
一段ギアを落とし50km/hまで引っ張る エンジンがブオォーッ と唸る
山道に入り3速で、ずっとエンジン回転数を引っ張る それでもエンジンは快調に回っているので、心の中では仕上がったと確信をしていました
そんなことを、思いなが走っていると、この山道での最大の斜度がある勾配が迫ってきます 7〜8%はあると思う。 4速からギアダウン! アクセル全開!! 唸るエンジン!!!
速度は45km/hに落ちるが、それでも快調に回る75ccエンジン
登り切る寸前だろうか いきなりのパワーダウン まるでスイッチを切られたかのようにエンジン回転が下がる クラッチを握り停車するが、エンジンは回転を止めてしまった (゚o゚;;
しばらく休め、キックを下ろすとすんなりと降りたので、エンジンは焼きついて溶着してないみたい
さらにキックをするとエンジンがかかった! それから家までは普通に帰れたので、もしや回し過ぎによるオーバーヒートだったのだろうか?
後日、友達とラーメンを食べに、バイパスで全開走行をしていると一瞬エンジン回転がストンと下がり車速が下がる マフラーからは、この時、ボウゥーーと低い音が聞こえた アクセルを少し閉じ、また開けるとエンジンは普通に回りだしました だが、信号待ちでエンジンからはカンカンカンと明らかに変な音が断続的に聞こえだしました
その、一件からエンジンシリンダー付近からカンカンカンという、金属的な音が聞こえるようになります
この音は回転を上げると、それに伴いカンカン音も早くなります 最初はカムチェーンを疑って交換しましたが、それでも異音は治まらないのでエンジンを開けてみることにします
ものの見事に傷が入ったピストン
シリンダーも傷が・・・
どうやら抱きつきを起こしたらしい 今回の、抱きついた原因で思い当たる節が何個も有るので書いていきます
その1
このボアアップキットの指定のエンジンオイルを入れなかった 入れていたオイル粘度は10W-30を入れていた
その2
このボアアップキットはコンプレッションが上がるため、レギュラーではなくハイオク仕様になります
だが、ケチって抱きつかせた日はレギュラーを入れていた
その3
プラグの熱価を下げていた 6番から5番へ
泣く泣く抱きつかせてしまったエンジンでした 涙
翌日、ショップで同じキットを購入しエンジンオイルを10W-40と粘度を上げ、プラグの熱価を5番から6番に上げ、燃料をハイオクにしたら前より調子が良くなりました
これで神奈川まで、おおよそ1000kmのツーリングにも行きましたがエンジンはなんら問題は出ません
ツーリング時は常にアクセル全開で峠道も3速全開で引っ張っていましたが、不調はありませんでした
今回の抱きつきの原因は
・指定のハイオクを入れなかった
・プラグの熱価を下げた
・指定のオイルを入れなかった
完璧なる人的ミスでした ((((;゚Д゚))))
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