2012年05月25日

長棟林道

この前、意気込んで旅に出たものの突然の体調不良で泣く泣く帰還(涙)
おおよそ3日間の短い旅になったものの中々良い旅でもありました

その中で印象に残ったところをちょこちょこっと書いていきたいと思います

2012年 5月17日 晴れ時々雨 

車の中で私は数時間前に足を運んだ黒部渓谷のトロッコ電車のことを思い出していた
小さなトロッコ電車に肩を揺られながら見た美しい山々 それとは裏腹に人を寄せ付けないほどの険しい渓谷まさに秘境そのもの・・・ 何回か雑誌やテレビでは目にしていましたが、実際に見てみるとこれがまた圧巻

こんなことに思いをふけながら山道を走っていると突然のゲリラ豪雨に遭遇
まるでバケツを引っくり返したような雨だ ジムニーの小さなワイパーが負けじとフロントガラスを掻いているが全く意味がない 時間も押していたので止まる訳にも行かず、濁流の如く雨水が流れる道を進んでいった

この時向かっていた場所は富山県と岐阜県を跨ぐ長棟林道 地図上だと山を縫っているように走り道も長いのでそれなりに楽しめそうだ
だが、林道を探す前に山深い山中を長い時間の間さ迷っていたので起点の発見が大幅に遅れ到着したのはもう日没近い午後六時過ぎ

起点である県道187号線荒屋敷月岡町線
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道は先ほどゲリラ豪雨で水溜りや石がゴロゴロ
少し走るとゲートを発見
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大抵このようなゲートは閉まっていることが多いのだが、偶然にもこのゲートは開いているではないか!?
これは胸が熱くなります! 地図上だとこのゲートから先が本題の長棟林道らしいです

道中は中々展望が開けず本当に山深い中を延々と走るイメージ

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路面は砂利道ではなく山肌にほんの少し砂利が敷いてある程度 だが、整備されているのか最初の数キロは大きなガレも無く快調そのもの 道にはダブルタイヤの後が所々に見られたので工事車両が出入りしていると推測されます ですが、重機などは皆無でした
更に走っていると展望が開ける場所に出ました

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先に見えるのは国道41号線であろうか
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整備されている道も数キロ程で終わり落石や腕ほどの倒木が目立ってきます
ここからこの林道が牙を剥いてきます(汗)
この林道は山間部を縫って通っているのでタイトなカーブが続きスピードもそんなに出せません
しかもガードレールは当たり前のように皆無 下は結構な高さの崖をなので落ちたら最後一貫の終わりである

途中に残雪を発見
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以前、月夜沢林道を走ったときには残雪がそんなに無かったのでこの林道の山深さが窺えます
この先に謎のコンクリート構造物を発見

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遠くから
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高さもあり分厚くとても強固な作りだ 道路補強の一部であろうか?
途中にこの構造物が3箇所ほどありました

進むにつり道は荒れていきます 落石も小規模なものから大きいもへ
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途中に洗い越しもあり

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先ほどのゲリラ豪雨の性か水の勢いが強い
そして二つ目のゲートに到着
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地図ではここが桧峠らしいが、それらしい標識も看板も立っていない
峠と言っても木が生い茂り展望は良くない
このゲート境に道は更に過酷に・・・

落石の次はがけ崩れ 流石にここかはジムニー以上のサイズの車は難しいと思われます
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右側は崖となっているので緊張が走ります 余裕はタイヤ一本分ほど
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ここも何とか乗り越え更に奥へすすむと・・・
残雪多し!
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画像ではありませんが途中3本の分岐が私は直進しました
この分岐を過ぎた頃から道はいっそう険しくなりデフを擦るような石や立ち木がゴロゴロと出てきます
速度はでて数キロ程度 日もとっぷりと暮れたので少し焦ってきたところです

なんとこの林道・・・ 隧道まであるじゃないか!!
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日が暮れている隧道は真っ暗でなんか不気味 なんか出てきそうですね
私はチキンなのでこの隧道に恐れをなし足早に通り過ぎていきました(笑)
どれ程進んだのかはわかりませんが隧道を数箇所過ぎると更に道は荒れ果てもはや廃道寸前になって行きます
私の気力もガソリンの残量も少なくなってきて正直引き返そうか迷っていると今度は立ち木が道を塞いでいたのでここを区切りに分岐点まで引き返しました
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分岐で違う道へはいり岐阜県への突破を試みましたがここも道は狭く荒れ狂い廃道寸前
燃料計を見てみるとエンプティーまで針が届きそうである このまま進んでも岐阜県にいけるのかこの山深い林道から脱出することは出来るのだろうか・・・ 不安と焦りが今度は恐怖へと変わってきます
もう20kmほど進んだのだろうか 終わりの見えない林道・・・ 恐怖が最高潮に達した瞬間目の前に白い物体が突如として出現!! 久しぶりに声を出して驚きました(汗)
その正体はなんと猫 野生の猫にしては薄汚れていない綺麗な毛並みだったので何処からか逃げてきたのだろうか? だが首輪は付いていなかったのでやはり野良猫だと思われる
こんな山奥にも猫がいるのかと少し考えている内に猫は逃げてしまった
これから先何がどうなっているのか分からないので、この猫の遭遇を機に引き返すことを決意
何とか無事に県道まで戻ると、そこにはいたって普通の外灯が一本 私は久しぶりにみた外灯の脇に車を止め安堵に浸ります 外灯の光がこんなにも安心と暖かさがあるものだとは
こんなことを思ったのは初めてですが、終わりのない山中を夜中に徘徊していると外灯の光(人工の光が)を目にした時の安心感は久しぶりにみる文明の光の懐かしさでもあります
安堵に浸り時計を見てみると10時近くまで時計が針を進めている
なんと4時間近くも山中を走っていたのである 終わりが感じられたり行きなれた道ならまだしも終わりの感じられない林道はとても怖い物です









 
posted by marchyoo at 18:27| 新潟 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行&冒険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めましてm(_ _)m

色々と検索していて、此処に辿り着きました♪

とても貴重な走行記録を、私も参考にさせていただきますm(_ _)m
Posted by 険酷隧 at 2012年10月11日 18:53
お初にお目にかかります
このような放浪録が役立てて嬉しい限りです
Posted by 管理人 at 2012年10月14日 19:19
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